日中は農作、夜はゴーストバスター【ほの暮しの庭】

ほの暮しの庭、無事にクリアしました。

 

 

 

以下、ネタバレあり(文字をクリック)

 

ストーリーとしてはひとまず結末を迎えましたが、クリア後も農業や村での生活はそのまま続けられるので、今もちまちまとスローライフを楽しんでいます。

 

畑を耕して、作物を育てて、動物たちのお世話をして、村人たちの好感度を上げて……。

いやぁ、本当にほのぼのとしたスローライフゲームでしたね。

 

……夜になると、何故か怪異が村を徘徊してるけど(汗)

……ほのぼのとは??(笑)

 

基本的にはのんびりとした田舎暮らしを楽しめる作品なんですが、このゲームの面白いところが深夜探索。

毎日ではないものの、時々深夜になると怪異によって強制的に起こされることがあります。

 

寝かせてよ!主人公の睡眠時間短いんだから(汗)

 

そして外では、昼間の穏やかな村からは想像できないような怪異が徘徊しているという……。

最初の頃は本当に怖かったですね。ビクビクしつつ深夜の村を探索していました。

昼間はあんなに平和なのに、夜になった途端に雰囲気がガラッと変わる。

暗い村の中を歩いているだけでも不気味なのに、その辺を怪異がウロウロしているんですよ。

 

何度も深夜探索を繰り返しているうちに、慣れてきて

「またお前か」

「そこにいると邪魔なんだけど」

みたいな扱いになってくる(笑)

 

村には、昔から守られているいくつかの「掟」があります。

そして深夜になると怪異が徘徊している。

村人たちはそれを不思議なこととして扱っていないんですよね。

怪異や掟について深く追及するわけでもなく、「この村はそういうものだから」と受け入れている。

むしろ、下手に触れてはいけないものとして見て見ぬふりをしているようでした。

そして、昔から続いてきたものを変えようとせず、ひたすら「不変」を貫こうとする立派な因習村ですね。

 

そんな村にやってきた主人公は、畑仕事をしたり、動物を育てたりして平和なスローライフを満喫しながら……掟をバリバリ破っていきます。

 

いいぞ、もっとやれ(笑)

 

村人たちが長い間触れようとしなかったものに主人公が踏み込み、少しずつ村に隠された秘密や真相を解き明かしていく。

この「スローライフ」と「因習村ミステリー」の組み合わせが、思っていた以上に相性が良かったです。

 

農業系のゲームって、どうしてもある程度進めると毎日の行動がルーティン化してくるんですよね。

朝起きて畑に水をやって、収穫して、動物のお世話をして……。

もちろん、それをのんびり楽しむのがスローライフゲームの醍醐味でもあるんですが、人によっては途中で少しダレてしまうこともあると思います。

でも【ほの暮しの庭】の場合、そこに「怪異」や「村の秘密」が入ってくる。

昼間はのんびり農業をしていたのに、突然深夜に叩き起こされて怪異のいる村を探索することになったり、村人たちの何気ない言葉から不穏なものを感じたり……。

「この村、何か隠してるよね?」

という疑問が常につきまといます。

 

この不穏さが、スローライフ部分のいいスパイスになっていました。

ほのぼのしすぎず、かといってホラー一辺倒でもない。

 

畑仕事をしながら少しずつ村の謎を追いかけていくというバランスが個人的にはかなり好きでした。

コンノのケガと、タイミングが…。おや…?

 

ただ、村の秘密や物語の真相については、一気に明かされるわけではありません。

かなり小出しです。

「そこまで分かったなら、もうちょっと教えてくれてもいいじゃん!」と思うことも何度かありました。

 

核心に近づいたと思ったら、また新しい謎が出てくる。

誰かが意味深なことを言ったと思ったら、それ以上は教えてくれない。

 

もどかしい……!

 

でも、そのもどかしさが逆に「続きが知りたい」という気持ちにつながっていたようにも思います。

「この村で一体何があったの?」

「この掟は何のためにあるの?」

「怪異は一体何なの?」

と、気になることが次々に出てくるので、農業をしながらも頭の片隅ではずっとストーリーのことを考えていました。

 

「今日は畑を整えようかな」と思っていたはずなのに、気づけば物語を進めるために村中を走り回っている。

なんだかんだで、先へ進みたくなる作りになっていたと思います。

 

そんな不穏な村で生活している主人公ですが、もちろん平和な日常もあります。

中でも気になって仕方なかったのが、うちのニワトリ。

ほぼ毎朝、牛の上に乗ってる…。

……何で?

そんなにそこが気に入ったの……?(笑)

牛のほうも特に気にしている様子がないので、もう好きにさせています。

 

そして深夜探索を続けていると、当然ながら怪異にもいろいろな種類が出てきます。

ある夜、いつものように強制的に起こされて、外に出てみたら……。

やべぇ……すげえのが出てきた……。

 

スケール感が明らかに今までとは違うヤツをぶつけてくるのやめてもらえませんかね。

 

普段の深夜探索で出る怪異とは別に、ストーリーを進めていくとボス怪異が出てくることがあります。

これを倒せというのか…?

主人公はもはやゴーストバスターと化してますね(笑)

 

最後までプレイすると、キスケに対する認識がガラッと変わりました。

……というより、強制的に変えさせられた、と言ったほうが正しいかもしれない。

 

序盤から見てきたキスケと、物語の真相を知ったあとに見るキスケ。

あそこまで身体を張ってくれるなんて…(泣)

 

こういう、真相を知ることでそれまで何気なく見ていたシーンやキャラクターの印象まで変わる展開、大好きなんですよね。

詳しく書くと盛大なネタバレになりそうなので、この辺でやめておきますが……。

キスケについては、ぜひ最後までストーリーを見届けてほしいです。

 

【ほの暮しの庭】をクリアして改めて思うのは、やっぱりこの作品の魅力は「ほのぼの」と「不穏」の絶妙なバランスだったなということ。

昼間は畑を耕して、作物を育てて、動物たちのお世話をする。

村人たちと交流して、のんびりとした田舎暮らしを楽しむ。

なのに夜になれば怪異が徘徊し、村には昔からの不可解な掟が残り、その裏には大きな秘密が隠されている。

この温度差が本当に面白かったです。

 

純粋なスローライフだけだったら途中で少し飽きていたかもしれないし、逆にずっとホラーや重たいストーリーが続いていたら疲れていたかもしれない。

その二つが上手く混ざっていたからこそ、最後まで飽きずに楽しめたんだと思います。

ストーリーは終わってしまいましたが、農業生活をもう少し続けていきたいと思います。